天龍寺は福井市郊外の松岡町にある松林のふもとある曹洞宗の大本山永平寺の末寺です。1653年に松岡の初代藩主松平昌勝公の命によって建てられました。

物書きて扇引き裂く余波哉


江戸時代には松平家とその家臣達の寺として約一万坪の敷地を誇る大寺院で元禄2年(1689年)には、奥の細道で有名な松尾芭蕉が訪れこのような句を残しています。

明治維新と共にその後援者を失い1977年まで無人でしたが、寄進によって禅修行のための僧堂(枯木堂)が建てられ、現在では世界中から多くの人が訪れる坐禅の道場となっています。

天龍寺では経験、性別、年齢、国籍、宗教を問わずどなたでも、また長期間短期間いずれの参禅も受け入れています。